フランス料理に欠かせないワイン
フランス料理は、ワインのために作られた料理であると称されるように、フレンチ料理とワインは切っても切れない関係にあるのです。
逆に言えば、フレンチレストランに行ってワインを選ばないなんて、マリアージュ(結婚)の発想からあり得ない事です。
かといって、わたしたちはフランス人とは違い、ワインが生活の一部になるほど通じているわけではありません。
接待やデートなど、フレンチレストランをたまたま利用する機会に恵まれたとして、舌をかみそうなフランス料理の名前がずらずらと出てくるメニューを目の前にして、いったい何をどう注文したらいいやら、青くなったり赤くなったり、心臓が破裂するかと思うほど焦りまくったという経験をした人は、1人や2人ではないはずです。
初めから知ったかぶりをすると、とんでもない大恥をかくことになりますので、御注意下さい。
大原則として、肉料理は赤、魚料理は白というものがあります。
迷った時はロゼにしておくと無難であるとも言われます。
ロゼはともかく、当たっている部分も確かにありますが、料理の種類によっては例外もありますので、この基本に固執しすぎない方が無難です。
最近のフレンチレストランでは、ソムリエが必ず1人や2人は置いています。
女性のソムリエも増えましたので、女子会をしたいと言うときも心強いですね。
日本のソムリエの中には、世界大会での優勝経験を持つ優秀なスタッフも複数います。
実は世界でも、日本のソムリエの優秀さは注目を浴びているほどすばらしいものがあるのです。
ソムリエの役割は、単にパフォーマンスでお客様を楽しませるだけではありません。
お客様の予算に応じて、お好みのお料理にあうワインを案内するのが本来の職務なのです。
ワイの伝道師、水先案内人、ワインのプロフェッショナルたちです。
ですからワインに関しては、どんどん臆することなく相談してみてください。
またソムリエの方から、好みを聞かれる事もあります。
もしすでに決めているものがあるなら、それを話して、あうオススメ料理をオーダーしても良いし、逆にお料理を選んでから、店オススメのワインをオーダーしてもかまいません。
その際に、予算の範囲を越えない事が重要です。
もしお連れがいて、明確な予算額を言いにくいなら、メニューを一緒にソムリエに見てもらいながら、それとなく、許容範囲のお料理を指し示しながら、ワインをオーダーしてみると良いですよ。
”立っている者はソムリエも使え”です。