赤ワインと白ワインの特徴について
ワインを大きく分けると、赤、白、ロゼ、スパークリング(発泡酒)の4つに分けることができます。
さらにスパークリングの中でも、フランス・シャンパーニュ地方で造られたものがシャンパンとなります。
ここまでは誰でもよく知られている事です。
では、ワインの色分けや風味の違いは、どうして出来るのかとなると、葡萄造りのレベルまでさかのぼって説明をしなければなりません。
赤葡萄酒の赤の原料は黒葡萄種、白葡萄酒は白葡萄が原料となります。
さらに、製造過程が、それぞれに違います。
赤葡萄酒は、皮ごと発酵されて醸造されます。
そして何年も熟成されます。
熟成期間が長いほど濃厚な色になり、甘みも増していきます。
白葡萄酒は最初に実だけにされて醸造されますから、発酵も早く、さほど長期の熟成はされません。
ロゼは、まず皮付きの状態で樽に詰められて後、発酵寸前で皮だけを除去されます。
ですから淡いピンク色をしています。
このピンク色が女性からは大変人気があるのと、白と赤の中間をゆく風味と味わいがあり、のどごしが良いという事で、比較的リーズナブルなお値段で購入できる事が多いです。
赤ワインは、辛口が多いので、苦手意識が強い人も若干います。
ちまたで言われているポリフェノールなど、美肌成分を最も多く含んでいるのは、実は赤ワインなのです。
どの果実でも言えることですが、栄養分を大量に含んでいるのは皮と実の間です。
皮をむくときに、どうしても一番旨味があって栄養価の高い部分を一緒にはぎ取ってしまう事になります。
美肌効果を狙うなら、赤ワインがオススメです。
白系は、もう少し渋みがソフトですが、風味も赤ワインよりは落ちます。
でものどごしが良いので大変飲みやすいお酒でもあります。
赤はどちらかといえば、肉やチーズのようにこってりした料理と一緒にいただくのが正しい飲み方です。
白は魚料理にあいます。
どちらでもいけるのが、ロゼです。
ですから、もしもレストランへ行って、どのワインを選んだら良いか迷ったら、ロゼを選ぶと間違いないと言われるのは、そのためです。
スパークリングワインは、本場ヨーロッパではお祝いの時によく飲まれています。
特に高級ワインの代表株、シャンパンは、スペシャルな宴席にぴったりです。
このように、製造方法、果実種、共に違っていますが、どのお酒もおいしいものです。
いろいろ飲み比べてみるのも、また楽しいものです。