ワインアドバイザー試験について
同じソムリエ協会オリジナル資格ではありますが、ソムリエのような飲食店での接客業はあまりしません。
主要業務はワイン販売および輸入業務となりますので、やはり世界中のワインに精通したスペシャリストと言えます。
料理人や列車内でワゴン販売をしている人、料理教室などの講師でも受験資格を得る事ができます。
酒屋、居酒屋、貿易関係の人など、受験資格を持つ人の幅はかなり広がります。
いずれにせよ、お酒に常に関わっている人たちですから、かなり知識やお酒に関する雑学に富んでいる事はいうまでもありませんが、試験そのものの難易渡は、ソムリエ以上に高いので、しっかり準備をしていかないと、資格取得はなかなか厳しいものがあります。
具体的には、シニアアドバイザー、一般アドバイザーの二種があります。
実務経験が3年以上、会員登録して2年以上の実績がある事を条件としていますが、通算として必要とされているので、途中若干ブランクがあったとしても、最低年月は従事していなければなりません。
さらに協会に会員登録して2年以上経てからの受検になります。
アドバイザーを10年以上務めれば、シニアアドバイザー受験資格を得る事ができます。
試験項目は、どの資格にしろ、筆記試験があり、その後利き酒、面接試験となります。
ソムリエになると、接客態度が問われる試験がはいってきますが、アドバイザーの場合は、むしろ知識の深さが問われます。
実務経験にテキストでの学習をしっかり積めば、合格の夢はそう遠くはないはずです。
方法として、一次試験に合格していれば、仮に2次試験に落ちても、次回受検する際に、一次試験を免除してもらえる場合もあります。
試験は毎年開催されます。
試験会場は全国にありますので、地元で受検できます。
詳細は協会ホームページでしっかり確認してください。
申し込み期間や試験日が公開されています。
協会では通信教育機関も設定しています。
いくら実務経験があるとはいえ、資格認定となると、幅広い知識を得る必要もあるので、1人で学習していくことが困難に感じる事もあるでしょう。
そういう人には、通信教育での学習は、励みになります。
ワインが何よりも好きという人には、辛さ以上に楽しさもプラスされる資格です。