チョコレート

ワインの資格と仕事の関係

ワインの資格といえば、ソムリエが最も有名です。
世界大会で優勝経験を持つ日本人も多く、世界でも注目を浴びています。
仕事は、テレビメディアでよく見るように、パフォーマンスでお客様を楽しませる事ではなく、あくまでもお店に来て下さったお客様から注文を受けて、予算とお料理にあったワイン選び、または逆にお料理選びのお手伝いをしてくれる事です。

フレンチレストランには欠かすことのできない重要な存在です。
特にフランス本場では、ソムリエは常設されていて、ぴったりとお客様に寄り添ってはその場を盛り立ててくれます。
なぜこのような立場の人が必要になったかと言えば、フランス料理そのものが、ワインを美味しく飲むために生まれた料理であると言われるほど、こよいなくワインを愛するフランス魂が息づいているためと言っても良いでしょう。

ですから、フレンチレストランに入ったら、お料理にワインは必ずついて回ります。
ワインとお料理の組み合わせをマリアージュ(結婚)と呼びますが、マリアージュが成功するかどうかは、ワインをどこまで知り尽くしているかにもかかってきます。
そうした習慣がない日本では少々理解しづらい世界でもあります。

ソムリエの資格取得をするためには、協会で定められた厳格な条件をクリアしなければならず、誰でも気楽になれるというほど簡単なものではありません。
もう少し気軽に楽しみたいという声に応えるように新規に創設されたのがシニヤワインエキスパート、エキスパート、アドバイザーといった資格です。
ソムリエやアドバイザーは、実際にフランスレストランもしくは専門店での実務経験が必要ですが、他の資格は愛好家というだけでもなれる資格です。

とはいえ、やはり協会認定資格である事は共通しているので、受験資格をクリアしなければなりません。
まずエキスパート資格を取得してから5年後にシニアクラスを初めて受検できます。
30歳以上であれば受検OKです。
エキスパートになると、講師として活躍できます。

バーテンダーやお酒販売営業、リカーショップへの就職にも有利になります。
エキスパートともなると、単にワイン好きというだけではなく、幅広い知識や嗅覚や味覚も問われるので、アマチュア視覚とはいえ、ソムリエへの登龍門というように考える人も多いです。
そういう意味ではかなり受検できる人が狭まれる事も事実です。


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