チョコレート

レトロなワインセラーのポイント

そもそもなぜにワインセラーが必要かといいますと、気むずかしいワインの保存を上手にしてくれる道具が必須だからです。
たとえば、メディアでたまに紹介される、有名な南フランスのワイナリーでは、自然の洞穴をそのまま貯蔵庫として用いています。
洞窟の中は常に一定の温度と湿度を維持しているので、セラーとしては理想的なのです。

さすがに日本ではそういった場所を探す事自体、難しいので、専用冷蔵庫をワインセラーとして利用しているのが通常です。
人気のワインバーに行くと、わざわざ貯蔵庫を地下に造って、何千本もの世界各国の銘柄を保管しているケースもあります。
カウンターの奥の壁がワインセラーになっていて、お客様に品数を披露している形にしている店も少なくありません。

いずれにせよ、寒暖の差が激しく、降水量もほどほどにある日本で、ワインを理想の環境で保管しようと思えば、どうしても、こうしたセラーの力を借りる事になります。
もちろん、スーパーやコンビニなどで入手してくるような安いものには無用な産物で、通常の家庭冷蔵庫でも十分です。
なぜ冷蔵庫ではいけないかといいますと、ひんぱんに開閉する家庭用冷蔵庫では、一定の温度と湿度を維持するのは不可能だからです。

また単純に冷やせば良いという問題ではなく、最良の品質を損なわないための温度と湿度の基準というのがあって、それに冷蔵庫を合わせたら、他の食品に悪影響を与えます。
ですから冷蔵庫では代用にならないのです。
それでも、どうしても家庭用冷蔵庫しかないという場合は、購入後すぐに冷蔵庫に入れ、なるべく早いうちに飲みきる事が賢明です。

逆に安いワインは冷やしすぎると味が落ちる事がありますので注意してください。
種類によって保存方法は違ってきます。
詳しい事はアドバイザー等に相談してみるのが一番です。

最近は、家庭用ワインセラーも販売されるようになりました。
現代風の電化製品というシンプルなものもありますが、レトロ調でアンティークとしても楽しめそうなおしゃれなものも見つける事ができます。
お部屋の雰囲気をよくしたいという希望がある人には人気の家電製品になっていますが、場所をとるものであるのと、お部屋の中でそこだけ浮いてしまわないように、お部屋の模様替えも必要になってきます。
セラーを選ぶ際には、室内の配置の仕方や雰囲気、何本程度の保管をしたいのかなどを、よく考えてから選択されるのがおすすめです。


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